60歳からの外国語修行、メキシコに学ぶ、青山南著、岩波新書、2017年発行
この本は何が面白いか
60歳という年は人生の終わりと思っている、という事それにもかかわらず、さらにメキシコに行ってまでして語学の勉強をする意味があるのか、という問い。ただしこの著者はある意味翻訳家でかつ大学の先生でもあるので本来的にはスペイン語というものを学ぶ必要がある人でもあった。(特に米文学はとみにスペイン語が突然小説の中に使われてきている。スパングリッシュという言葉があるくらい)しかし確かに人生の終わりに近い人が語学を学んで何の意味があろうかという気持ちはぬぐえない。そう思う一般の人たちをも想定して書かれている。
“60を過ぎてからの海外留学” の続きを読む